サックスはトランペットと並ぶ花形楽器。
ジャズやロックなどでは、存在感がありますよね。
サックスについて調べると、サクスフォンという言葉が目に付くのではないでしょうか。
この記事では、この2つの言葉についてやサックスの種類について解説します。
目的に合ったサックスを選ぶポイントがわかります。
ぜひ参考にしてみてください。
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サックスとサクソフォン
結論から言えば、サックスとサクスフォンは同じものです。
- 正式名称が『Saxophone サクソフォン』
- 略称、口語呼びが『Sax. サックス』
となっています。
サクソフォンの成り立ちや仕組み
サクソフォンは、1840年代にベルギーのアドルフ・サックスにて発明された楽器で、発明者の名前にちなんで、サクソフォンと呼ばれるようになりました。
サックスはその構造上、木管楽器に分類。
管体の材質としては、管楽器の材質と同様の真鍮(しんちゅう)が使われています。
そのため、「最初は管楽器だと思った」という方も多いでしょう。
サックスを構成するパーツは、約600にもなり、音を出すトーンホールは25個あり、タンポ(パッド)と呼ばれる丸い蓋でトーンホールを塞ぐことで、音を変化させることができるのです。
サクソフォンの種類について
サクソフォンは、調律の基準によって複数のサクソフォンが作られ、得意な音域ごとに分かれています。まずは、代表的なサクスフォンについて紹介します。
ソプラノサクソフォン
サクソフォンの中でも高音域。
まろやか系、激しい系いろいろな音を出せます。
アルトサクソフォン
最もメジャーなサクソフォンで、ソロの出番も多いアルトサクソフォン。
1番標準的な楽器で、ほとんどの楽曲がアルトのために書かれています。
ジャズやポップスの世界でも、アルトサクソフォンがあってこそ輝く楽曲が多数存在します。
テナーサクソフォン
ハリのある男性的な中低音がも魅力的なテナーサクソフォン。
アルトの次に使われる楽器で、ジャズでは主役級のポジションにあたります。
個性的な音をだせますが、その習得には練習がかかせません。
バリトンサクソフォン
アルトよりも1オクターブ低く、低音でアンサンブルや吹奏楽を支えるバリトンサクソフォン。
クラシカルな楽曲では、アンサンブルでの出番となるが、ロックやダンス系の曲では力強さや躍動感を発揮します。
構造もアルトとは異なっていて、初心者には扱いにくい楽器です。
レアなサクスフォン5つ
ソプラニッシモサクソフォン
ソプラニッシモは、ピッコロ、あるいはソリプロで知られているサクスフォン。
サイズが小さく、バイオリンのような高音部を担当しますが、楽曲での出番が少なく、エッペルスハイム社のみが製造している希少な楽器です。
ソプラニーノサクソフォン
アルトサクソフォンの1オクターブ上のサクソフォン。
ソプラノよりも高音域を出すことができ、サイズも小さいです。
ソプラニッシモも同様ですが、音程を調整することが難しくアンブシュアの技術が求められ、初心者では難しい楽器です。
バスサクソフォン
バリトンサクソフォンよりもひと回り大きいサイズのバスサクソフォン。
テナーよりも1オクターブ低い音域を担当し、サクソフォン・オーケストラやアンサンブルでの出番が主です。
木管低音の響きが豊かに聞こえ、サウンドに深みがでるため、大編成の吹奏楽部では重宝されます。
コントラバスサクソフォン
バリトンサックスの1オクターブ低いコントラバスサクソフォン。
世界でも数台しかなく、大きいため背の高いひと以外は演奏時に脚立を必要。
演奏の機会は少なく、サクソフォンのアンサンブルで用いられるくらい。
サブコントラバスサクスフォン
バスサクソフォンよりも1オクターブ低いサブコントラバスサクソフォン。
ソプラニッシモをつくっているエッペルハイム社が、初めて制作に成功したサクソフォンで、世界に数本しか存在していません。
2メートル半〜3メートル近い大きさでその重量も重く持ったままの演奏は不可能です。
サックスの選び方
いままで色んな種類のサックスを紹介してきました。
サックスを始めたい人がどうサックスを選べばよいのか、2つのポイントを紹介します。
気に入った音色から選ぶ
代表的な4つのサックスは、ソプラノ→アルト→テナー→バリトンの順に音域が低くなります。
実際に楽器屋さんに行って音を聞いてみたり、動画をみて自分が気に入った音をだすサックスを見つけてみましょう。
不動の人気があるアルトサックスは、テクニックがない初心者でも綺麗な音色を出すことができます。
価格や利用シーンから選ぶ
価格は、数万円から100万円以上するものまで。
参考までに、サックスの新品時の価格はだいたい以下のとおりです。
サックスの種類 | 価格帯 |
ソプラノサックス | 10万円〜150万円程度 |
アルトサックス | 2,3万円〜150万円程度 |
テナーサックス | 5,6万円〜200万円程度 |
バリトンサックス | 20万円〜200万円程度 |
幅がありすぎて悩みますね。
サックスの価格の違いは、そのまま楽器の性能の良さに比例する楽器なので、どんなシーンでサックスを始めたいかによって選んでみることが重要です。
学校の部活動や音楽サークル
吹奏楽部の練習スケジュールはなかなかハードです。
毎日2時間以上、練習することが大半で、演奏会やコンクールなど室外で演奏することも多々あります。
吹奏楽部や本格的な音楽スクールでの練習を目的にしているのであれば、楽器自体の耐久性に加えて他の楽器に負けない性能(安定した音程や演奏表現のしやすさ)が重要です。
そのため、最低20万円以上の価格帯(アルトサックスの場合)を選択していただくと確実でしょう。
趣味でサックスを始める
低い音から高い音まで無理なく演奏できる性能があり、楽器のトラブルが起きにくい、楽器を楽しめる価格帯を狙っていきましょう。
せっかく練習を始めるのに、不具合が発生し演奏できないとなるともったいないですよね。
安心しておすすめできる価格は、10万円以上のものです。
10万円以上のものが、すべての音域が演奏可能で、圧倒的に吹きやすいし耐久性もあります。
2〜3万円のものは、演奏可能な音域が限られていたり耐久性はイマイチなので、続けるのであれば買い換える前提となるでしょう。
サックスに興味があるならやってみよう!
サックスを調べているということはサックスに興味があるということではないでしょうか?
ぜひサックスにチャレンジしていきましょう。
そういってもどう練習すればいいのかわからない方も。
そんな方におすすめは「音楽経験ゼロでも吹ける!はじめてのアルトサックス講座」
こちらの講座は、サックス奏者の吉野ミユキ(よしのみゆき)さんが作ったアルトサックス初心者に向けた通信講座です。
音楽が全然できない人でもサックスが吹けるような内容。
また、基礎的な呼吸法や口の筋肉の鍛え方の解説もついており、音を出さなくてもできる練習法も宅練者にとってはありがたい特典です。
本講座を受けることで、知らないうちにアルトサックスが吹けるレベルに到達できるでしょう。
まとめ
- サックスとサクソフォンは同じもの
- 代表的なサックスは、ソプラノ/アルト/テナー/バリトンの4つ
- サックスは、気に入った音色、演奏シーンに合わせて選ぶ
サックスは、多彩な音色をもちアンサンブルやオーケストラ、ソロと幅広い活躍ができる楽器です。
サックスの成り立ちや種類を知り、サックスを始めてみてはいかがでしょうか。
自宅で練習!自信をもって演奏!
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