サックスは、その音色には色気とかっこよさがあり、人気の高い楽器です。
東京スカパラダイスオーケストラや俳優の武田真治さんが演奏していることでも有名ですよね。
そのかっこよさに憧れ、サックスを始めたものの・・・
「思うように演奏できない」
と思っている方はいるのではないでしょうか。
本記事では、
- サックスで音を出せるけど安定しない
- 音が汚い
など悩んでいる方へ、きれいな音の出し方を解説します。
キレイな音が出ない・・と悩んでいるかたはぜひチェック!
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サックスできれいな音がでない原因
まずは、なぜきれいな音がでないのか、その原因を探っていきましょう。
主な原因は次のとおり。
- 口の筋力不足
- 練習不足
- 音楽理論の知識がたりない
詳しく解説します。
口の筋力不足
考えられる原因の1つ目は、口輪筋の筋力不足です。
サックスの音を出すためには、マウスピースをあてたときの口の形、または口の周りの筋肉の使い方がとても重要です。
「アンブシュア」といいます。
そのアンブシュアを形成するために、口輪筋という筋力が必要になります。
この筋力が少ないと、空気を吹き込む力が安定しません。
その結果、サックスの音が安定せず、きれいな音にならないことも。
練習不足
考えられる原因の2つ目は、練習が不足しているということです。
サックスではマウスピースを介して空気を入れていきます。
音の出し方や空気の入れ方がとても重要となりますが、音を鳴らし続けるまでには、継続的な練習が必要となります。
もし、音をずっと鳴らし続けることができない、という悩みがあれば、それは練習不足が原因かもしれません。
音楽理論の知識が足りない
考えられる3つ目の原因は、そもそも音楽の知識が不足しているということです。
楽譜の読み方、音程、和音など、楽譜上には多くの情報が入っています。
サックス以外でも経験がない場合、サックスの練習に加えて、音楽の知識をつけていくことも必要です。
間違った解釈をしていたり、楽譜を読み間違えていたら、きれいな音が出ないのもうなずけます。
そもそも合っているのか?を一度見直してみるとよいでしょう。
原因がわかったところで、次の章ではどうやって対策していくか、それを解説していきます。
サックスできれいな音を出す対策
きれいな音をだすには、具体的に何をすればよいのでしょうか。
原因で挙げた3つの原因に対し、それぞれ具体的な対策を紹介します。
主な対策は次のとおり。
- 口の筋力をつける
- 練習量を増やす
- 音楽理論を学ぶ
口の筋力をつける
口輪筋の筋力不足には、やはり筋肉をつける筋トレが必要です。
口輪筋の筋トレに必要なものは、
- ながら練習の意識
- ペットボトル
- ひも
- 大きめのボタン
筋トレ①:ながら「ウ」「オ」練習
口輪筋は、唇の周りを囲んでいる筋肉で唇を閉じたりすぼめたりするときに使います。
「ウ」「オ」と発音し、口をすぼめたとき口角の横の部分が硬くなりますが、そこが口輪筋です。
スマホやテレビをみながら、ときどき「ウ」「オ」と発音して口輪筋を日々、鍛えましょう。
筋トレ②:結構キツイ!?ペットボトルトレーニング
次は道具を使った口輪筋の鍛え方です。
ペットボトル、ひも、ボタンを準備しましょう。
- STEP1ペットボトルに水をいれます。
量は半分より下の少なめから始めるとGood!
- STEP2ペットボトルに水をいれます。
- STEP3ペットボトルの首にひもを巻き付け、ボタンを持つとペットボトルが吊るされる状態にします。
- STEP4ボタンを上唇と下唇で加えて、ペットボトルを口から吊り下げ、その状態を3分間維持します。
姿勢は正して下を向かないことを注意しましょう。
最初は筋力がついていないため、キツイですが、3分間継続できる水の量から始めましょう。
1日3セットを目安にやってみて、重さになれてきたら水の量を増やして行きましょう。
練習量を増やす
筋力がついたら、そのついた筋力で空気をサックスに送り込む吹き方の練習をしましょう。
吹き方のコツをご紹介します。
コツ①:音を鳴らす感覚をつかもう。ダブルリップ奏法
通常、サックスはシングルリップ奏法で上の歯をマウスピースに直接当てて演奏します。
ダブルリップ奏法は、上唇と下唇でマウスピースを挟む演奏方法です。
ダブルリップ奏法で「楽器の鳴っている感覚を掴む」ことが重要。
また、ダブルリップはシングルリップに比べ柔らかい音を出すことができます。
プロの演奏者でも曲によって、シングルリップとダブルリップを使い分け演奏しているので、ダブルリップ奏法を身に付けることはプラスになるでしょう。
コツ②:やさしく接しよう。息はそっと、身体はリラックス
次は吹き方のコツです。
楽器は繊細で、息を強く吹き込めば強い音がでるかもしれませんが、きれいな音でなお大きな音を出すには、繊細なコントロールが必要。
正しい音、正しい姿勢など、「こうあるべき」を意識しすぎると身体も固くなってしまいます。
「こうあるべき」を意識しすぎず、自然に息を「ふぅ〜」と吹き込み、リラックスしながら演奏することが重要です。
音楽理論を学ぶ
次はその「正しさ」「こうあるべき」に関連してきますが、楽譜の読み方や重要なコードの読み方など、まずは王道の知識を得ることを意識しましょう。
楽譜は、曲を演奏するために書かれた唯一の指南書です。
その楽譜を正しく解釈できることが、きれいな演奏を行える最初の一歩です。
まずは、初心者向けの譜面の読み方の本や動画をみながら勉強するのがおすすめです。
初心者向けとしていくつかの本、動画を紹介します。
おすすめ書籍
初心者のサックス基礎教本―楽しく基本の吹き方が学べるやさしい入門書!
- 説明が充実していて、知識や理論を身に付けたい方におすすめ
- 楽譜の読み方についての解釈が充実
- 加えて、フラジオ(サックスの高音域)の指使いも記載されているため、初心者から上級者まで長く使える教材
おすすめの動画
【初級用音楽基礎理論】パッと見ただけでその曲のキーが分かる方法ジャムセッションでも便利【サックス演奏がスムーズになる】
- サックス奏者の藤野美由紀さんが音楽理論について解説している動画
- 藤野さん自身も指導を行っているため、説明がわかりやすい
【ゼロから学ぶ音楽理論】ノンストップで解説!~世界が変わるダイアトニックコードとは?~
- 音楽理論をゼロから解説。
- 音程、音階やコードについて丁寧に解説
しかし、演奏の感覚や音楽理論の正しさは自分の判断が難しく、合っているかどうか、悩んでしまうこともあるでしょう。
そんなときは、やはりプロの力に頼ることが1番の近道でしょう。
自分だけで難しいようなら教室や教材を利用するのもあり
きれいな音がでない原因を自分で分析し、練習しても
「これで合っているか」「きれいな音が出せているのか」は判断しにくいときもあるでしょう。
これから紹介する講座には、初心者の悩みやすいポイントやうまくなるコツが詰まっています。
講座の特徴やおすすめをまとめていますので、講座の選択に役立ててください。
音楽経験ゼロでも吹ける!はじめてのアルトサックス講座
こちらの講座は、サックス奏者の吉野ミユキ(よしのみゆき)さんが作ったアルトサックス初心者に向けた通信講座です。
講師の吉野先生は、プロのサックス奏者として各地のライブハウスでライブ活動を行いながら、CD制作や東京近辺で教室を開くなどサックス演奏者の教育にも積極的に取り組んでいます。
学生から中高年の方まで、幅広く指導。
教材は初心者の悩みやすいポイントによりそった内容が詰め込まれています。
また、通信講座のため何度も見返しながら練習することができるのもメリットでしょう。
そのため、本講座を受けることで、自分のペースで練習しながらきれいな音が出せるようになるでしょう。
椿音楽教室-サックス
椿音楽教室は、全国200箇所以上のスタジオを展開しており、オンラインレッスンにも力を入れています。複数のジャンルとそれを教える、全員音楽の専門教育を受けたプロの講師陣が所属しています。
自分で練習しながら月一でプロからの指導や1曲集中して指導してもらう、など自分のライフスタイルに合わせて選択しやすい教室になっています。
直接指導を受けたい方は選択肢として検討してみてはいかがでしょうか?
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まとめ
- サックスできれいな音を出せない原因をみつける
- 原因に合わせて対策をとってみる
- 悩みがつきなければ、通信講座や教室を活用してみる
サックスは、ジャズやロックなど演奏されるジャンルが幅広い楽器なのできれいな音で演奏できるようになると、より趣味の幅が広がっていくでしょう。
ぜひ、自分なりの練習方法をみつけ、いろんなジャンルの曲にチャレンジしてみてください。
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